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macOSにPythonの開発環境を構築する

目次

はじめに

この記事はHomebrew⁠(新しいタブで開く)を使ってpyenvを入れ、pyenvでPythonをインストールする方法になります。

まだHomebrewを入れていない場合は以下を参考にしてください。

macOSにHomebrewをインストールする

Macで使用しているPythonのパスを確認する

ターミナルbash · 1行
which python3

▼出力例

テキストテキスト · 2行
# 出力例/usr/bin/python3

/usr/bin/python3は、macOSのコマンドライン・デベロッパ・ツールに含まれるPythonです。このPythonはそのままにして、pyenvで入れたPythonを使うようにしていきます。

pyenvをインストールする

今回はHomebrewを使ってpyenvをインストールします。

pyenvを使うとPythonのバージョン切り替えが簡単にできるようになります。

GitHub - pyenv/pyenv: Simple Python version management⁠(新しいタブで開く)

pyenvがインストールされているか確認する

ターミナルで以下のコマンドを実行します。

ターミナルbash · 1行
pyenv --version

▼出力例

以下のように返ってきたらまだpyenvがインストールされていないということになります。

テキストテキスト · 2行
# 出力例zsh: command not found: pyenv

pyenvのインストール手順

  1. ターミナルで以下のコマンドを実行してください。
    ターミナルbash · 2行
    brew updatebrew install pyenv
  2. インストールが完了したら以下のコマンドを実行し、pyenvがインストールされたか確認します。
    ターミナルbash · 1行
    pyenv --version

    ▼出力例

    バージョンが表示されていれば正しくインストールされています。

    テキストテキスト · 2行
    # 出力例pyenv 2.8.7
  3. 以下のコマンドを実行して、.zshrcに書き込みます。
    ターミナルbash · 3行
    echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.zshrcecho '[[ -d $PYENV_ROOT/bin ]] && export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.zshrcecho 'eval "$(pyenv init - zsh)"' >> ~/.zshrc
  4. 先ほどの設定を反映させるために、ターミナルを開き直すか、以下のコマンドを実行します。
    ターミナルbash · 1行
    exec "$SHELL"

Pythonのビルドに必要なものを入れる

pyenvは、Pythonをソースコードからビルドしてインストールします。ビルドに必要なライブラリを、先にHomebrewで入れておきます。

ターミナルbash · 1行
brew install openssl@3 readline sqlite3 xz tcl-tk@8 libb2 zstd zlib pkgconfig

Suggested build environment - pyenv/pyenv Wiki⁠(新しいタブで開く)

Pythonをインストールする

pyenvを使ってPythonをインストールします。

  1. ターミナルで以下のコマンドを実行して、インストールできるPythonのバージョンを確認します。
    ターミナルbash · 1行
    pyenv install --list

    ▼出力例

    テキストテキスト · 19行
    # 出力例(記事を書いた2024年3月時点。一部抜粋)  3.11-dev  3.11.1  3.11.2  3.11.3  3.11.4  3.11.5  3.11.6  3.11.7  3.11.8  3.12.0  3.12-dev  3.12.1  3.12.2  3.13.0a3  3.13-dev  activepython-2.7.14  activepython-3.5.4  activepython-3.6.0

    出力されたPythonのバージョンの中で最新のものが3.12.2になるので今回はこちらをインストールします。

    公式サイトでも記事執筆時点でデフォルトでダウンロードできるバージョンが3.12.2だったのでこちらに合わせています。

    Download Python | Python.org⁠(新しいタブで開く)

    補足

    2026年10月時点では、3.14系(3.14.8)が最新の安定版です。pyenv install 3.14のようにマイナーバージョンまでを書くと、その系列の最新版がインストールされます。

  2. 以下のコマンドを実行してPython 3.12.2をインストールします。

    別のバージョンをインストールする場合はバージョン番号の箇所を任意のバージョンに変えてください。

    ターミナルbash · 1行
    pyenv install 3.12.2
  3. インストールが完了したら以下のコマンドを実行し、Pythonがインストールされていることを確認します。
    ターミナルbash · 1行
    pyenv versions

    ▼出力例

    先ほどインストールした3.12.2が選択されていれば問題ないですが、私が試したときは以前に入れていた3.11.2が選択されていました。次にバージョンの切り替え作業を行います。

    テキストテキスト · 4行
    # 出力例  system* 3.11.2 (set by /Users/<ユーザー名>/.pyenv/version)  3.12.2
  4. 以下のコマンドを実行し、Pythonのバージョンを先ほどインストールした3.12.2に切り替えます。
    ターミナルbash · 1行
    pyenv global 3.12.2
  5. 再度pyenv versionsを実行すると以下のように出力され、指定したバージョンのPythonが選択されていることが確認できます。

    Python 3.12.2が選択されている

    Python 3.12.2が選択されている

    ちなみに、以下のコマンドを実行してもバージョンを確認することができます。

    ターミナルbash · 1行
    python --version

特定のディレクトリでバージョンを変える

特定のディレクトリでPythonのバージョンを切り替えるには、そのディレクトリ内で以下のコマンドを実行します。ディレクトリに.python-versionというファイルが作られ、そのディレクトリの中ではこのバージョンが使われます。

ターミナルbash · 1行
pyenv local 3.x.x

pipについて

pipとはPythonのパッケージ管理ツールです。

pip documentation⁠(新しいタブで開く)

pipのバージョンを確認する

以下のコマンドは、いま選択しているPythonに結びついたpipのバージョンを返します。pip --versionだと、PATHの順番によっては別のPythonのpipが動くことがあるため、python -m pipの形で実行するのが確実です。

ターミナルbash · 1行
python -m pip --version

▼出力例

テキストテキスト · 2行
# 出力例pip 24.0 from /Users/<ユーザー名>/.pyenv/versions/3.12.2/lib/python3.12/site-packages/pip (python 3.12)

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